フクヤマは社内に金型製造部門と金型工場を持ち、金型から生産まで一貫した製造体制を構築しています。特に製造工程では、主力の順送プレス、単発プレス、樹脂成形に加えて、溶接を含む組立やアッセンブリーまで社内で対応。かんばん方式に準拠した生産管理システム「SIMPR-A」による的確な生産管理と、自社便での配送により、納期遵守率99.99%を長期継続しています。

金型は、プレス加工を行う上で、品質を左右する最も大切な要素のひとつです。そこでフクヤマは金型部門を持ち、高い技術を持ったンジニアが量産型、順送型の設計・加工・組立から試作、量産移行、修理、メンテナンスまでを担当。長年に渡り蓄積してきた独自のノウハウで、高い生産性、高品質での安定生産、金型の長寿命化の実現に貢献しています。

フクヤマの自慢のひとつは、対応できる加工のバリエーションが幅広いこと。たとえば自動車部品では、シートやドアなどの機能部品のプレス量産加工、SUSモールなど外観・外装部品のプレス量産加工、インサート成形による金属と樹脂の複合加工品、そして射出成形による樹脂部品の製造にも対応します。また、生産量によっては専用ラインの自社構築も可能。新規品のご依頼にも柔軟に対応します。

フクヤマのエンジニアが口を揃えて言うのは「僕たちはあきらめが悪い」。お客様からご相談いただくご要望に対して、いつも考え、試して、「どうすれば、この加工を実現できるだろうか……」と実現の途を探してお客様の困りごとを解決してきました。ほかにも、少量生産へのきめ細やかな対応や、他社に断られた仕事でも実現するなど、「あきらめの悪さ」がお客様のメリットにつながる機会も多くあります。

フクヤマに浸透している「あきらめが悪い」というマインドにより、エンジニアはいつも試行錯誤を繰り返し、積み重ねてきました。これにより、SUSプレートの曲げ加工の独自工法やハイテン材の順送加工技術など、社内で標準化することができた加工技術・製造技術がたくさんあります。「こんなことできるかな？」とお困りの加工についても、フクヤマなら実現できるかもしれません。

フクヤマでは、地元豊川市の在住者をはじめ、年齢、性別、国籍を問わずさまざまな社員が働いています。また、インドネシアにも製造拠点があり、インドネシアと日本の人材交流も進行中。そこで多様な人材の能力をサポートしながら伸ばすため、研修・教育支援体制を充実させています。一人ひとりの得意分野と技術が相乗効果を生み、新しい技術やチャレンジが誕生しています。

お客様から信頼いただている品質を維持し、高めるための取り組みとして、2002年にISO9001の認証を取得し、更新を続けています。また、インドネシア工場でも2016年に同じくISO9001を取得。品質マネジメントシステムを適切に運用し、継続的な改善を続けて、お客様に変わらぬ品質をお届けして参ります。